XAMPP-7.2のMySQL操作には同梱のphpMyAdminを使う

2019年04月30日 (火)

XAMPP-7.2でのMySQLの操作には、一緒に同梱されている phpMyAdmin が便利です。

phpMyAdminは使いたくない方がいらっしゃったら、ご自分の好きなツールを使えばよいと思います。

私は、phpMyAdmin が気に入っている方なので、よく使います。

XAMPP-7.2に最初から入っているphpMyAdminでは、
デフォルトでセキュリティの設定がされていません。
ですので、少しだけ他人に利用されないように設定しておきます。

同一ネットワークで、自身しか使わない場合は必要ないかもしれません。
会社のパソコンや自宅でも家族で使っている場合は、他のPCからアクセス可能な設定になっているので、「入口には最低限、パスワードを設定しておきましょう」という程度の設定です。


それでは、簡単に手順だけ説明しておきます。

root ユーザにパスワードを設定する

(1) XAMPP-7.2 の Apache と MySQL(MariaDB) を起動させます。

(2) Webブラウザから phpMyAdmin にアクセスします。
https://localhost/phpmyadmin/

※ http のプロトコルでは、エラーになる可能性があるので、https で接続してください。

(3) 画面上部メニューの【ユーザアカウント】をクリックします。

(4) パスワードを変更する
下記のユーザ情報にパワードを設定します。
・【ユーザ名】が、root
・【Host name】が、localhost
操作の所のリンク【Edit privileges】をクリックします。
・上部の【パスワードを変更する】をクリックします。

パスワードを入力する欄が表示されますので、【パスワード】と【再入力】を入力して、【実行】ボタンを押下します。

「パスワードは正しく変更されました。」と表示されれば、成功です。

phpMyAdmin のログイン

cookieを使った認証方法に設定変更します。

phpMyAdmin の設定ファイルを変更

設定ファイルのconfig.inc.phpを編集します。
元のファイル config.inc.php をバックアップしておきます。

V:\PortableApps.com\PortableApps\xampp-7.2.15\phpMyAdmin\config.inc.php

config.inc.php

$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'config';
 ↓ 変更する
$cfg['Servers'][$i]['auth_type'] = 'cookie';


$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'root';
 ↓ コメントアウトする
//$cfg['Servers'][$i]['user'] = 'root';


$cfg['Servers'][$i]['password'] = '';
 ↓ コメントアウトする
//$cfg['Servers'][$i]['password'] = '';


$cfg['Servers'][$i]['AllowNoPassword'] = true;
 ↓ 変更する
$cfg['Servers'][$i]['AllowNoPassword'] = false;

config.inc.php の書き換えが完了したら、保存します。


Webブラウザから phpMyAdmin にアクセスします。
https://localhost/phpmyadmin/

ログイン画面に切り替わって、
ユーザ名とパスワードの入力を求められるようになるはずです。

【ユーザ名】： root
【パスワード】： 設定した root のパスワード

を入力後、【実行】ボタンを押下する。
ログイン後のページが表示されれは、成功です。


以上、XAMPP-7.2 での簡易的な phpMyAdmin の設定方法でした。