私が開発している環境は WindowsのOSがメインです。
Webの開発環境も主に Windows でWebのシステムを開発しています。
PHPで開発する時は、XAMPPを使っています。
MySQLも使用することがあるので、LAMP環境での動作を意識した開発環境となります。
今回、XAMPP-7.2 の開発環境が必要になったので、環境構築の手順をご紹介することにします。
記事を書いた時点での最新版は、XAMPP-7.2.17だったのですが、
64ビット版しか提供されておらず、私が使いたかった32ビッド版が提供されていませんでしした。
仕方なく少し下位のマイナーバージョンとなるXAMPP-7.2.15をダウンロード・インストールしました。
機能的にはそんなに差はないでしょうから。
あと、ポータブルタイプのアプリケーションが好みなので、ポータブルタイプのXAMPPが提供されている
という理由から、XAMPP-7.2.15(32ビット ポータブル版)をインストールすることになりました。
私が使用しているWindowsは64ビット版OSを使用しているので、64ビット版のXAMPPでも動作はします。
32ビット版にするのは、容量が小さいという点とポータブルタイプのアプリだと他のPCにも移すことが可能だからです。
私は、ポータブルアプリの管理に、PortableApps.com のプラットフォームを使用しています。
ということで、XAMPPもPortableApps.comのランチャから起動できる場所に配置しています。
PortableApps.com は、必須ではありません。
フォルダのパスが違ってくるだけなので、パスの部分だけPortableApps.com用になっています。
私が構築した環境
- XAMPP
バージョン7.2.15 32ビット ポータブル版 - 配置場所
V:\PortableApps.com\PortableApps\xampp-7.2.15 - 使用するサーバアプリケーション
Apache 2.4.38 (Win32)
PHP 7.2.15
MySQL(MariaDB 10.1.38)
phpMyAdmin 4.8.5
Perl 5.16.3
主に使用するのは、Apache・PHP・MySQLです。
配置場所は、私と同じでなくてもOKです。
ご自身の環境に合わせて適宜、読み替えて設定してください。
それでは、環境構築の手順を説明していきます。
XAMPP-7.2 ダウンロード
XAMPP-7.2.15 をダウンロードします。今回、XAMPP-7.2.15の32ビット版 ポータブルタイプをダウンロードします。
xampp-portable-win32-7.2.15-0-VC15.zip
https://sourceforge.net/projects/xampp/files/XAMPP%20Windows/7.2.15/
XAMPP-7.2 インストール
ダウンロードしたZIPファイルを解凍し、任意のフォルダに配置します。配置フォルダの例として、Cドライブの直下に配置します。
今回、配置した場所は、V:\PortableApps.com\PortableApps\xampp-7.2.15
(1) 解凍
xampp-portable-win32-7.2.15-0-VC15.zip↓ 任意の場所に解凍します
xampp
(2) 配置
xampp↓ Cドライブ直下に配置します
V:\PortableApps.com\PortableApps\xampp-7.2.15
(3) パスを設定します
V:\PortableApps.com\PortableApps\xampp-7.2.15 のフォルダを開く「setup_xampp.bat」をダブルクリックして、実行します。
しばらく待ちます。
「続行するには何かキーを押してください ...」が表示される完了です。
何かキーを押すと画面が閉じます。
Control Panel を起動
コントロールパネル「xampp-control.exe」をダブルクリックして、起動します。「Language」の選択画面が表示されます。
最初に選択されている「アメリカ国旗」の方のままでOKで、【Save】ボタンをクリックします。
「XAMPP Control Panel v3.2.2」が、起動します。
ファイアウォールの画面のアクセス許可を求められた場合は、適宜設定します。
WindowsのDefenderの許可を求められた場合は、【キャンセル】でOKだと思います。
外部公開する場合は、それなりの設定が必要です。
私の場合は、同じPC内からのみのアクセスでOKですので、外部公開していません。
アプリケーションサーバを起動・停止
「XAMPP Control Panel v3.2.2」の画面が表示された後・Apache 起動
Webサーバの「Apache」を起動します。
Apache の右にある【Start】ボタンをクリックします。
「Apache」が緑色に表示されれば、起動OKです。
【Stop】ボタンをクリックすると、停止します。
・MySQL起動
データベースサーバの「MySQL」を起動します。
MySQL の右にある【Start】ボタンをクリックします。
「MySQL」が緑色に表示されれば、起動OKです。
【Stop】ボタンをクリックすると、停止します。
XAMPP-7.2に同梱されているのは、MySQLではなく、MariaDBというMySQLから派生したデータベースサーバです。
機能としては、MySQLと同等なのであまり気にせずにそのままMariaDBを使用すればOKです。
※ Skype を起動している場合
私は使用していませんが、Skypeを起動しているとApacheが起動しません。
デフォルトではSkypeとApacheが同じポート番号の80番ポートを使っています。
Skypeが使用しているポート番号を変更する必要があります。
設定変更は、Skypeの設定で変更可能です。
昔、Skypeを使用してた時に、Apacheが起動しなくなったことがあったので、ご注意ください。
動作確認
Webサーバ「Apache」とデータベースサーバ「MySQL」が動作しているか確認します。Apache(Webサーバ) 確認
「XAMPP Control Panel v3.2.2」の画面でApache の右にある【Admin】ボタンをクリックします。
すると、Webブラウザでページが表示されるはずです。
アドレスは、「http://localhost/dashboard/」
「XAMPP Apache + MariaDB + PHP + Perl」のページが表示されれば、正常に動作しています。
MySQL(MariaDB) 確認
「XAMPP Control Panel v3.2.2」の画面でMySQL の右にある【Admin】ボタンをクリックします。
すると、Webブラウザでページが表示されるはずです。
アドレスは、「http://localhost/phpmyadmin/」
「phpMyAdmin」のページが表示されれば、正常に動作しています。
PHPの動作確認
PHPが動作するかも確認しておきましょう。
XAMPP-7.2.15 のフォルダの直下に htdocs フォルダがあります。
「XAMPP-7.2.15\htdocs」 が、ドキュメントルートになります。
この中に、sample.php のファイルを新規作成します。
「XAMPP-7.2.15\htdocs\sample.php」
sample.php
<?php
echo "Hello XAMPP";
Webブラウザから下記のアドレスにアクセスします。
http://localhost/sample.php
Hello XAMPP
と表示されれば、動作しています。XAMPP-7.2.15 のインストールは以上で完了です。
基本的には、これで動作するので、LAMP環境を意識した開発を進めていけます。
私は、もう少し使いやすいようにカスタマイズしています。
カスタマイズについては、違う機会に紹介していきます。
以上です。
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